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    プロタイトル戦の現地大盤解説会へ(第64期王座戦第2局)

    2016.09.21 Wednesday

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      今回は、プロタイトル戦(第64期王座戦第2局)の現地大盤解説会に行ってきました。

      ここでは、現地の大盤解説会ってどんな感じだろう?という人にも分かりやすいように簡単に流れを振り返りたいと思います。

       

      さて、今回の対局はウェスティン都ホテル京都で行われました。開場は12時30分〜だったのですが、早めに行くことにして11時45分にはホテルの会場前のロビーに到着するともう既に20人ほどがロビーのソファーなどに座って待機していました。12時15分頃には受付前に待機列が形成され、50人程が並ぶ状態に。最前列付近の良い席を確保したい人は開場1時間前くらいから現地入りすると良いかもしれません。なお、昼食に関して、ホテルにもレストランはありますが高いので事前にどこかで昼食を済ませるかコンビニなどで買ったほうが良いように感じました。

       

      12時30分になり、ようやく開場となると次々とお客さんが入ります。入場料は1000円とお手頃な価格でした。受付はプロ棋士の方がお手伝いするなど早くもここでプロ棋士を間近に見ることができます。ホテルのスタッフや主催の人などが事務作業をやれば良いのでは、と思う向きもありますが、こうした手作りのイベント感も良いのかもしれません。大盤解説会場には座席が200席ほど用意され中央のステージに大盤があります。右のスクリーンに対局場の様子、左のスクリーンに実際の盤面が映し出されていました。また、座席後方にはウォーターサーバーが用意されていて自由に水を飲むことができます。

       

      そして13時になり大盤解説会がスタートします。出演棋士は、斎藤六段、船江五段、都成四段、和田女流初段、北村女流初段の5名で、ゲスト棋士として副立会の稲葉八段を始めとして、控室から山崎八段、大石六段、竹内四段、今泉四段、大橋四段などなど多くの棋士が登壇しました。以下は今回の大盤解説会のおおまかなスケジュールです。すべてが終わったのは今回は22時過ぎでした。

       

      13:00 解説会スタート

      14:00 希望者が抽選による指導対局(プロ棋士3名×3面指しで計9名)

      15:00 イベント(タイトル戦の進行の続きからの目隠し10秒将棋)

      16:00 希望者が抽選による指導対局(プロ棋士3名×3面指しで計9名)

      18:00 夕食休憩。次の一手クイズ

      終局後 タイトル戦の対局者が会場に来て実際に目の前で解説

      ラスト 景品抽選会

       

      大盤での解説は初手から丁寧に行われ、指し手の解説だけでなく戦形の背景や雑談なども交えながら初心者でも楽しめる構成になっています。14時〜、16時〜の2回に渡って希望者が抽選での指導対局が行われます。これは別途2000円かかるようでした。1時間ほどプロ棋士と対局をして感想戦でアドバイスを貰えるので貴重な体験になるのではないでしょうか。

       

      15時からはイベントがありました。今回は実際のタイトル戦の進行から解説のプロ棋士が目隠し10秒将棋を行いました。局面は先手が▲7七角と転換して67手目▲3三歩成としたあたりで、2回ほど対戦が行われましたがどちらも後手を持ったプロ棋士が相当な惨敗をしていたのでここでは後手の羽生王座が苦しかったのでしょう。10秒の目隠し将棋でしたが二歩などの反則もなく無事に対局が終わり、改めてプロ棋士の能力の高さを感じずにはいられませんでした。

       

      イベントが終わるとまた対局の解説に戻ります。現地の大盤解説会では通常の出演棋士に加えて、控室などからゲスト棋士が参加することも多いです。今回は山崎八段と今泉四段の話が面白かったので簡単に紹介したいと思います。

       

      ゲスト棋士は呼ばれてから登場するのが普通なようですが、今回の山崎八段は控室で良い手を発見したようで居ても立っても居られずに大盤解説会場に来たとのことでした。そのことでまず会場は大笑いになります。

       

      それまでの大盤解説では難しいながらも後手の羽生王座が指せるのではないかというムードでしたが、

       

      これは先手の糸谷さんが良いと思います

       

      高らかに山崎八段が宣言をして83手目の▲4三歩成を紹介すると他の棋士たちの評価も一変しました。

       

      桐谷先生にも褒められたんですよ

       

      と嬉しそうに語っていると、なんと糸谷挑戦者が実際に山崎八段が推奨していた手を指して会場は大盛り上がりです。

       

      遠くの7階まで伝わったのかな

       

      などと冗談も出て山崎八段は「この手を当てただけで来た意味があった」とご満悦でした。

      しかしながら少しすると「▲5八歩の切り返しがあって激戦」との評価に変えておられました。

      タイトル戦の羽生王座に勝つにはまだまだ容易ではないことが伺えた一面でもありました。

       

      今泉四段はアマチュアからプロ編入試験を受けてプロになった棋士で、軽快なトークに定評があるようです。

      大盤解説会に登場すると自身がアマチュアだった頃に糸谷八段と対局したときのエピソードを語ってくれました。

      何でも今泉四段が優勢ながら残り30分くらいで糸谷八段は残り2時間以上の持ち時間。

      お決まりの早指しで糸谷八段が粘っている状況。

       

      そこで記録係から「糸谷先生、残り2時間です」と言われたところで、

      糸谷八段は「イエッサー」と返事をしたそうなのです。

       

      それに対して今泉四段は思わず声を出して突っ込んでしまったらしく、

      そこから調子を崩して逆転負けしてしまったようです。

       

      対局後に糸谷八段に「イエッサー」発言についてどういうことなのかと聞くと

      英語の試験勉強をしていたから」と意味の分からない言い訳をされたそうです。

       

      このように現地での大盤解説会だからこそ聞けるトークも多く会場も大いに盛り上がっていました。

       

      18時の夕食休憩になると、次の一手クイズが出題されます。107手目▲4二角の局面で夕食休憩に入り、プロ棋士が候補手を4つほど示してその他と合わせて5つの選択肢の中からお客さんが紙に名前と予想手を書いて箱に入れます。正解は△6二銀。150名ほどが参加したなかで60名ほどが当てました。景品の数は15個程度だったので倍率は4倍くらいになります。景品はプロ棋士が書いた色紙やサイン本などでした。夕食休憩の50分は解説も休憩になりますがホテルのレストランは高いので何か軽食を準備していくと良いでしょう。ウェスティン都ホテルには地下にコンビニもありましたが、食料は全て品切れでした。

       

      ようやく対局が終わると、タイトル戦の対局者が解説会場に登壇します。実際にタイトル戦を戦った二人を生で見られる機会ですのでとても貴重でしょう。羽生王座と糸谷挑戦者が10分ほど手の感想などを述べ最後は満場の拍手の中で退場。その後は景品抽選会が行われ、ここでも色紙やサイン本などが当選者に贈られました。

       

      今まで簡単に大盤解説会の流れを振り返ってみましたがどうでしたでしょうか。様々な棋士の解説やトークが聞け、イベントや抽選会などもあり、初心者の方でも楽しめる内容だったかと思います。将棋をあまり知らない人も現地の大盤解説会に一度参加してみてプロ棋士の生の対局の臨場感を味わってみてはいかかでしょうか。

       

       

      今回の第64期王座戦第2局の大盤解説情報はこちら

      現地大盤解説会情報

       

      大盤解説会の様子はこちらなどを参照

      大盤解説会開始(王座戦中継ブログより)

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